ラグビーポジション性格診断!選手の特徴を知って観戦を100倍楽しもう

ラグビーポジション性格診断!選手の特徴を知って観戦を100倍楽しもう
ラグビーポジション性格診断!選手の特徴を知って観戦を100倍楽しもう
ポジション・戦術

ラグビーの試合を観ていて、「なんであの選手はあんなに激しく突っ込むんだろう?」「どうしてあの小さな選手はあんなに大きな選手たちに命令しているの?」と不思議に思ったことはありませんか?実は、ラグビーのポジションと選手の性格には、非常に密接な関係があります。15人それぞれが全く異なる役割を担うラグビーでは、そのポジションに適した「性格」や「気質」というものが自然と求められるのです。「体格が性格を作る」と言われるほど、ポジションごとのキャラクターは個性的です。この記事では、各ポジションの役割と、そこに見られる典型的な性格や「あるある」を詳しく解説していきます。選手の内面を知ることで、プレーの一つひとつに込められた意図や感情が見えてきて、観戦がこれまで以上に楽しくなるはずです。あなた自身の性格と照らし合わせながら、どのポジションが向いているか想像してみるのも面白いですよ。

ラグビーのポジションと性格には深い関係がある?

ラグビーは「多様性のスポーツ」と言われます。身長2メートルを超える大男から、160センチ台の小柄な選手、体重120キロの巨漢から、陸上選手のようにスリムな俊足選手まで、あらゆる体型の人が活躍できる場所があるからです。そして、この体格や役割の違いは、驚くほど色濃く「性格」にも反映されます。

フォワード(FW)とバックス(BK)の決定的な違い

ラグビーチームは大きく分けて、背番号1番から8番までの「フォワード(FW)」と、9番から15番までの「バックス(BK)」の2つのユニットで構成されています。この2つのグループは、求められる役割が全く異なるため、性格の傾向も大きく分かれます。

一般的に、フォワードは「自己犠牲」の精神が強い集団です。スクラムやタックルなど、痛みを伴う激しいコンタクトプレーを黙々とこなし、ボールを確保するために身体を張り続けます。彼らのプレーは泥臭く、目立たないことも多いですが、「チームのために」という献身的な性格がなければ務まりません。

一方で、バックスは「合理的で華やか」な性格が多いとされます。フォワードが必死に繋いだボールを得点に変えるのが彼らの仕事です。そのため、一瞬のチャンスを逃さない判断力や、プレッシャーの中で結果を出す強いメンタル、そして「自分がトライを取ってやる」という健全なエゴイズムも必要になります。

「One Team」を支える性格のパズル

性格がバラバラな人間が集まっているからこそ、ラグビーチームは強くなります。もし全員が「俺がトライを取りたい!」という目立ちたがり屋だけでは、誰もスクラムを組もうとせず、ボールを確保できません。逆に、全員が「私は黒子に徹します」という控えめな性格だけでは、ここぞという勝負どころで得点を奪うことができません。

頑固な職人のような選手が土台を作り、冷静な司令塔が指揮を執り、情熱的な特攻隊長が突っ込み、最後に目立ちたがり屋のスターが決める。このように、異なる性格のピースがカチッとはまった時に、最強の「One Team」が完成するのです。

観戦時に注目したい「選手同士のコミュニケーション」

試合中、選手たちがどのようにコミュニケーションを取っているかに注目すると、ポジションごとの性格がよく見えてきます。例えば、ミスをした後に仲間を激しく鼓舞する選手、静かに肩を叩いて落ち着かせる選手、身振り手振りで次の動きを指示する選手など様々です。

特に、試合が止まっている時間の振る舞いは性格の宝庫です。円陣を組んだ時に中心で話しているのは誰か、レフリーに対して笑顔で話しかけているのは誰か(これは大抵スクラムハーフです)、一人離れて集中しているのは誰か。こうした人間模様を観察することで、ただのスポーツ観戦が、まるで群像劇を見ているような深みのある体験へと変わります。

縁の下の力持ち!「フロントロー」と「セカンドロー」の性格

ここからは具体的なポジションごとの性格を見ていきましょう。まずは、スクラムの最前線で体を張り続ける、背番号1番から5番の選手たちです。彼らはチームの中で最も身体が大きく、最も痛い思いをするポジションですが、その性格は意外なほど穏やかだったり、職人気質だったりします。

プロップ(PR):心優しき力持ちと食いしん坊

背番号1番と3番をつけるプロップは、スクラムの最前列で相手の凄まじい圧力を首と肩だけで受け止める、チームの「柱」です。体重が重いことが絶対条件であり、見た目は丸くて大きい選手が多いですが、その性格は「温厚で平和主義」な人が多いのが特徴です。

彼らは普段、ニコニコとしていて非常に優しく、細かいことは気にしません。しかし、ひとたびスクラムを組めば、鬼のような形相で相手を押し込みます。この「普段の癒やしキャラ」と「試合中の頼もしさ」のギャップが、多くのファンを惹きつける理由です。また、食べることも仕事のうちであるため、チーム内きっての食通や大食漢であることがほとんどです。

【プロップあるある】

・チームで一番の「いじられキャラ」として愛されている。

・私服がなかなか見つからない(首と太ももが入らない)。

・焼肉に行くと、網の上の肉が消えるスピードが異常に早い。

・「走るのは苦手」と公言しつつ、試合では意外と走る。

フッカー(HO):職人気質のまとめ役

背番号2番のフッカーは、両プロップに挟まれてスクラムの舵取りを行い、ラインアウトではボールを投入するスローイングも担当します。最前列の中では比較的身体が小さいこともありますが、性格は「気が強くて器用」です。

巨大なプロップ二人をコントロールしなければならないため、リーダーシップがあり、年上のプロップに対しても物怖じせずに指示を出します。また、ラインアウトのスローイングという繊細な技術が求められるため、手先が器用で、メンタルもタフでなければなりません。荒々しいFWの中では、比較的理知的で計算高い一面も持っています。

ロック(LO):寡黙に仕事を遂行する仕事人

背番号4番と5番のロックは、チームで最も身長が高い選手が務めます。スクラムでは後ろから前の選手を押し、ラインアウトでは空中でボールを奪い合います。彼らの性格は一言で言えば「真面目でストイック」です。

ロックの仕事は、キックオフのボールキャッチや、密集での押し込みなど、地味ながらも失敗が許されないプレーばかりです。そのため、責任感が強く、黙々と与えられたタスクをこなし続ける忍耐力を持っています。派手なトライを喜ぶよりも、自分の仕事で味方が楽になることに喜びを感じるような、縁の下の力持ちタイプが多いです。

用語解説:セットプレー

スクラムやラインアウトのように、プレーが止まった状態から再開する方法のこと。これらを安定させるには、フロントローとセカンドローの職人技と連携が不可欠です。

フィールドを縦横無尽に駆ける!「バックロー」の性格

フォワードの後列に位置する背番号6番、7番、8番は「バックロー」と呼ばれ、フォワードのパワーとバックスのスピードを兼ね備えた万能選手たちです。彼らはボールがあるところには必ず顔を出す運動量を持ち、性格的にも非常にアグレッシブです。

フランカー(FL):恐怖を知らない特攻隊長

背番号6番と7番のフランカーは、タックルマンです。相手がボールを持てば誰よりも早く飛び出し、突き刺さるようなタックルを見舞います。そのため、性格は「勇敢で献身的、そして少しクレイジー」と言われます。

普通の人間なら恐怖を感じるような密集地帯や、突進してくる巨漢相手にも、躊躇なく頭から突っ込んでいきます。「痛い」という感覚よりも「止めたい」という本能が勝っているような選手たちです。また、ピンチの時に身体を張ってボールを奪い返す「ジャッカル」というプレーを得意としており、チームの窮地を救うことに無上の喜びを感じる、熱い魂の持ち主です。

【フランカーあるある】

・試合が終わると、顔やジャージが一番汚れている。

・傷やアザを「勲章」だと思っており、痛みに鈍感。

・普段は物静かでも、試合になるとスイッチが入って人格が変わる。

ナンバーエイト(No.8):華のあるチームリーダー

背番号8番は、フォワードの最後尾に位置し、チームの要となるポジションです。フォワードの力強さを持ちながら、バックス並みのランニングスキルやパスセンスも求められます。性格は「目立ちたがり屋で頼れる親分肌」が多いです。

攻守の要としてチーム全体を見渡す位置にいるため、自然とキャプテンシーを発揮する選手が多くなります。「俺についてこい」と言わんばかりの突破力で局面を打開し、ここぞという場面でトライを奪うスター性を持っています。フォワードの苦労とバックスの華やかさの両方を理解している、チームの精神的支柱です。

「ジャッカル」に見る性格の強さ

バックローの選手、特にフランカーが得意とする「ジャッカル」は、倒れた相手選手からボールを奪うプレーです。これは一歩間違えれば相手の増援部隊に猛スピードで体当たりされる非常に危険なプレーです。

成功すれば相手の反則を誘い、チームを救うことができますが、失敗すれば大怪我のリスクもあります。このプレーを積極的に狙えるということは、自分の身の安全よりもチームの勝利を優先できるという、究極の勇気と自己犠牲の精神を持っている証拠なのです。

ゲームをコントロールする頭脳!「ハーフ団」の性格

フォワードとバックスを繋ぐ重要な役割を果たすのが、9番のスクラムハーフと10番のスタンドオフです。この二人は「ハーフ団」と呼ばれ、試合の指揮を執る司令塔です。頭の回転の速さと、強いメンタルが共通して求められます。

スクラムハーフ(SH):負けず嫌いなガキ大将

背番号9番のスクラムハーフは、チームで最も小柄な選手が務めることが多いですが、態度の大きさはチーム一番かもしれません。性格は「超負けず嫌いで、おしゃべりな仕切り屋」です。

巨漢たちがぶつかり合う足元で、素早くボールをさばきながら、「もっと低く!」「早く動け!」と大男たちに指示を飛ばします。一瞬の判断の遅れが命取りになるため、常に周囲に目を配り、絶え間なく喋り続けて情報を伝達します。また、相手の隙を突いてちょっかいを出したり、レフリーを味方につけるようなコミュニケーションを取ったりと、ずる賢い(クレバーな)一面も持ち合わせています。

スタンドオフ(SO):クールな参謀・司令塔

背番号10番のスタンドオフは、チームの司令塔として攻撃の方向性を決定します。性格は「冷静沈着でスマート、そして自信家」である傾向があります。

パスをするのか、キックで陣地を取るのか、自分で走るのか。全ての選択権が彼にあり、その判断の結果に対する責任を一人で背負います。そのため、どんなにプレッシャーがかかる場面でも顔色一つ変えずにプレーできる強心臓が必要です。全体を俯瞰して見る能力に長けており、感情的になるよりも論理的にゲームを組み立てることを好みます。

【ハーフ団の関係性あるある】

・SHが「情熱的なオカン」で、SOが「冷静なオトン」のような夫婦関係。

・SHが相手に喧嘩を売りに行き、SOがそれを冷めた目で見ている(または上手く利用する)。

・試合後の反省会でも、この二人が一番よく喋る。

なぜ「小さな巨人」がリーダーになれるのか

特にスクラムハーフは、体格差をものともしない気の強さが魅力です。ラグビーにおいて「小さい」ことは決してハンデではありません。小さいからこそ、密集の足元にあるボールが見え、誰よりも低い姿勢で素早く動くことができます。

自分よりはるかに大きな相手に向かっていく彼らの姿は、まさに「小さな巨人」。その強烈な個性とエネルギーが、疲れ切ったフォワードたちを動かす原動力になっているのです。

勝利を決定づける仕事人!「センター」と「バックスリー」の性格

最後は、得点を奪うフィニッシャーたち、背番号11番から15番の選手です。彼らは華麗なステップやスピードで観客を魅了しますが、その内面にはそれぞれの役割に応じた独特の哲学を持っています。

センター(CTB):寡黙な仕事人と鉄壁の盾

背番号12番と13番のセンターは、バックスの中で最も身体を張るポジションです。相手の突進をタックルで止め、攻撃では自ら縦に突っ込んで道を作ります。性格は「献身的で責任感が強い、バックスの中のフォワード」といったところでしょう。

スタンドオフやウイングほど派手ではありませんが、攻守の要としてチームの安定感を支えます。ミスのない堅実なプレーを好み、「自分が抜かれてトライされること」を何よりも恥とする守備のプライドを持っています。信頼できる兄貴分のような存在が多いのも特徴です。

ウイング(WTB):生粋のスピードスターとナルシスト

背番号11番と14番のウイングは、チーム一番の俊足選手です。ボールを持ったらトライラインまで走り切るのが仕事です。性格は「ポジティブで、良い意味でのナルシスト」が多いと言われます。

彼らの元にボールが来るまでには、他の14人の汗と涙があります。そのボールを受け取った瞬間に、「俺が決める」と迷わず走り出せる自信が必要です。ボールが回ってこない時間はタッチライン際で孤独に待つことになりますが、一度ボールを持てば主役になれると信じている、生粋のストライカー気質です。

フルバック(FB):孤高の守護神とバランサー

背番号15番のフルバックは、最後尾でチーム全体を見渡す「最後の砦」です。性格は「マイペースで俯瞰的、そして度胸がある」人に向いています。

ディフェンスでは抜かれたら即トライという絶体絶命の場面で、冷静に相手を止めなければなりません。攻撃では誰よりも広い視野でスペースを見つけ、ライン参加してチャンスを広げます。全体が見えているため、チームが熱くなっている時でも一人だけ冷静でいたり、独特の落ち着いた雰囲気を持っています。

【注目の「バックスリー」】
両ウイングとフルバックの3人を合わせて「バックスリー」と呼びます。彼らはキック処理やカウンター攻撃で連携するため、仲が良く、練習中もこの3人でずっと話し合っている姿がよく見られます。

まとめ:ラグビーのポジションと性格を知れば観戦が100倍面白い

まとめ
まとめ

ラグビーのポジションと性格の面白い関係について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。体格だけでなく、内面的な適性もプレーに大きく影響していることがお分かりいただけたかと思います。

【各ポジションの性格まとめ】

  • プロップ:普段は癒やし系、試合では頼れる力持ち。
  • フッカー:器用で気が強い、最前列のリーダー。
  • ロック:真面目でストイックな縁の下の力持ち。
  • フランカー:恐怖を知らない、タックル好きの特攻隊長。
  • No.8:チームを背負う、華のある親分肌。
  • スクラムハーフ:負けず嫌いで口が達者な司令塔。
  • スタンドオフ:冷静沈着でスマートな戦術家。
  • センター:堅実で責任感の強い仕事人。
  • ウイング:トライに飢えた自信満々のスピードスター。
  • フルバック:全体を俯瞰する、冷静な最後の砦。

もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、最近では「走り回るプロップ」や「タックルが大好きなスタンドオフ」など、従来の枠に収まらない選手も増えています。しかし、基本的な役割と性格の結びつきを知っておくことで、「あの選手があそこで怒ったのは、責任感の強さからなんだな」とか、「あそこで笑顔を見せたのは、自信の表れだな」といった深い見方ができるようになります。

次の試合観戦では、ぜひボールの行方だけでなく、選手たちの表情や振る舞いにも注目してみてください。そこには、15人15色の人間ドラマが詰まっています。

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