「ラグビーに興味はあるけれど、タックルなどの激しいコンタクトが怖い」「大人になってから新しいスポーツを始めたいけれど、体力的に不安がある」そんな方におすすめなのが、タグラグビーです。
タグラグビーは、ラグビーの楽しさはそのままに、安全性を高めたスポーツとして近年注目を集めています。年齢や性別を問わず、初心者でも気軽に始められるのが大きな魅力です。
この記事では、タグラグビーの特徴や基本的なルール、必要な道具から安全に楽しむためのポイントまでを詳しく解説します。これからタグラグビーに挑戦してみたいと考えている大人の方は、ぜひ参考にしてください。
タグラグビーとは?大人の初心者が知っておくべき基本知識

タグラグビーは、イギリスで考案されたボールゲームで、現在では日本全国の学校教育や地域のスポーツクラブで広く親しまれています。
ラグビーの基本的な動きを取り入れつつも、誰もが安全に参加できるようルールが工夫されているのが特徴です。
ここでは、大人の初心者がまず知っておきたいタグラグビーの基本知識について、いくつかのポイントに分けて詳しく解説していきます。
ラグビーとの大きな違いはタックルがないこと
タグラグビーの最大の特徴であり、ラグビーとの最も大きな違いは、選手同士の激しい身体接触(コンタクトプレー)が一切禁止されている点です。
通常のラグビーでは、ボールを持って走る選手を止めるためにタックルを行いますが、タグラグビーではその代わりに腰に付けた「タグ」を取ります。
タグを取ることで相手の動きを止めるため、タックルによるケガのリスクが極めて低く、体力に自信のない大人や運動経験の少ない初心者でも安心してプレーできます。
このように安全性が担保されているからこそ、幅広い世代の人々が一緒にコートに立ち、同じゲームを楽しむことができるのです。
男女や年齢を問わず同じコートでプレーできる
身体的なぶつかり合いがないタグラグビーは、男性と女性、大人と子どもが混ざって同じチームでプレーできるという素晴らしい特徴を持っています。
筋力や体格の差がプレーの勝敗に直結しにくいため、誰もが平等に活躍するチャンスがあります。素早さやパスの正確さ、そしてチーム内での連携が勝負の分かれ目となります。
実際に、週末の公園やグラウンドでは、親子で同じチームに入って汗を流したり、男女混合のチームで試合を楽しんだりする光景がよく見られます。
大人になってからスポーツを始める場合、体力差や性別によるハンデが気になりがちですが、タグラグビーならその心配は無用です。
多様なバックグラウンドを持つ人々が一緒にグラウンドを駆け回ることで、お互いを尊重し合うスポーツマンシップも自然と育まれていきます。
運動不足解消や健康維持にぴったりな理由
タグラグビーは、楽しみながら自然と運動量を確保できるため、日頃の運動不足を解消したい大人に最適なスポーツです。
コートの中を走ったり、パスを受けるためにポジションを移動したりと、試合中は常に全身を動かし続けることになります。
有酸素運動としての効果が高く、心肺機能の向上や脂肪燃焼にもつながります。また、ボールを追って走ることで、単調なジョギングなどとは違う楽しさを味わえます。
ゲームに夢中になっているうちに、気がつけばかなりの距離を走っていたということも珍しくありません。ストレス発散にも大きな効果があります。
定期的にタグラグビーの練習や試合に参加することで、無理なく健康的な体づくりを継続していくことができるでしょう。
ルールが柔軟で誰でもすぐに始められる
タグラグビーのルールは非常にシンプルで柔軟性があるため、初心者がその日のうちにゲームに参加できるほど覚えやすいのも魅力です。
参加する人数やコートの広さ、試合時間などは、その場に集まったメンバーの年齢や体力に合わせて自由に変更することができます。
例えば、初心者が多い場合はタグを取られる回数の制限を緩めたり、コートを少し狭くして運動量を調整したりといった工夫が可能です。
・少人数でも4人対4人などから開催可能
・体育館などの屋内施設でもプレーできる
・参加者のレベルに合わせてローカルルールを設定しやすい
厳格なルールに縛られすぎず、参加者全員が楽しめることを最優先にできるのが、タグラグビーが多くの人に愛されている理由の一つです。
大人からタグラグビーを始めるメリットと魅力

社会人になってから新しいスポーツを始めるのは、少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、タグラグビーには大人から始めるからこそ得られる多くのメリットや独自の魅力が詰まっています。
ここでは、大人初心者がタグラグビーに取り組むことで実感できるポジティブな変化や楽しさについて詳しくお伝えします。
新しい仲間と出会えるコミュニティの場になる
タグラグビーのチームやサークルに参加することで、普段の職場や生活圏では出会うことのない新しい仲間と交流を深めることができます。
スポーツという共通の目的を持って集まるため、年齢や職業の壁を越えて自然にコミュニケーションをとることができるのが大きな利点です。
パスをつないだり、トライの喜びを分かち合ったりするうちに、チームメイトとの間に強い絆が生まれていきます。
練習後にみんなで食事に行ったり、休日に別のイベントを企画したりと、スポーツの枠を超えた友人関係に発展することも少なくありません。
大人になると新しい友人を作る機会が減りがちですが、タグラグビーはそんな日常に新鮮な刺激を与えてくれる素晴らしいコミュニティの場となります。
基礎体力や心肺機能が自然に向上する
タグラグビーは、ストップ&ゴーを繰り返すスポーツであり、短距離のダッシュや急な方向転換が多く含まれています。
そのため、脚力だけでなく、全身の筋力や持久力、バランス感覚など、総合的な基礎体力をバランスよく鍛えることができます。
激しいコンタクトがない分、自分のペースで運動強度をコントロールしやすいため、無理なく体力を向上させることが可能です。
初めは数分走るだけで息が上がっていた人でも、毎週のように練習に参加しているうちに、見違えるほど長時間動けるようになっていきます。
健康診断の数値が改善したり、日常生活で疲れにくくなったりと、タグラグビーを通じて得た体力は普段の生活にも良い影響をもたらしてくれます。
ボールを持って走る爽快感を味わえる
ラグビーボール特有の楕円球を持って、ディフェンスの隙間をすり抜けながら広々としたグラウンドを駆け抜ける爽快感は格別です。
相手をステップでかわしたり、味方からの絶妙なパスを受け取ってそのままインゴールに飛び込んだりする瞬間は、大きな達成感を得られます。
日常生活では全力で走る機会はほとんどありませんが、タグラグビーでは安全な環境で思い切り体を動かす喜びを実感できます。
ボールを持って前に進むというシンプルな目的が、人間の闘争心や遊び心を刺激し、深い満足感を与えてくれるのです。
この独特の爽快感や楽しさこそが、多くの大人をタグラグビーの虜にし、長く続けさせる最大の原動力となっています。
タグラグビーの基本的なルールと得点の仕組み

タグラグビーを楽しむためには、いくつかの基本的なルールを理解しておくことが不可欠です。
複雑に見えるかもしれませんが、要点を押さえれば初心者でもすぐに実践できるようになります。
ここでは、試合をスムーズに進行するために覚えておくべき、得点の方法や主な反則について順番に解説していきます。
トライで得点が入る基本の流れ
タグラグビーにおける得点は、通常のラグビーと同じく「トライ」と呼ばれ、1回のトライにつき1点が与えられます。
トライを成立させるためには、ボールを持ったまま相手陣地の奥にある「インゴール」と呼ばれるエリアまで走り込む必要があります。
インゴールに入った後、持っているボールをしっかりと両手でグラウンドに押し当てる(置く)ことで、初めてトライが認められます。
また、トライの瞬間には、両足がしっかりとインゴール内に入っており、腰に2本のタグが付いている状態であることが条件となります。
タグを取られたらパスをしなければならない
ディフェンス側の選手は、ボールを持って走ってくる相手を止めるために、その選手の腰に付いているタグのどちらか1本を取ります。
タグを取られた選手は、それ以上前に進むことができなくなり、速やかに立ち止まって味方にボールをパスしなければなりません。
具体的には、タグを取られてから3歩以内に止まり、3秒以内にパスを出すというルールが一般的に適用されています。
パスを出した後は、取られたタグを相手から受け取り、自分の腰に付け直すまではプレーに復帰することができません。
この一連の動きがタグラグビーの基本であり、攻撃側はいかにタグを取られずにパスをつなぐか、守備側はいかに素早くタグを取るかが勝負のポイントになります。
前にパスをしてはいけない「スローフォワード」
タグラグビーにおいて最も特徴的であり、初心者が最初につまずきやすいルールが「前にパスをしてはいけない」という決まりです。
ボールを投げる方向は、常に自分よりも後ろ、あるいは真横にいる味方に対してのみ許されています。
もし誤って自分より前方にいる味方に向かってボールを投げてしまうと、「スローフォワード」という反則を取られてしまいます。
なぜ前に投げてはいけないかというと、ラグビーは「ボールを持って走ることで陣地を獲得していく」という本質を持ったスポーツだからです。
スローフォワードの反則が起きた場合、その場所から相手チームのフリーパスでゲームが再開されることになります。
ボールを前に落とす「ノックオン」の注意点
スローフォワードと並んで頻繁に起こる反則が、ボールを前に落としてしまう「ノックオン」です。
味方からのパスを受け損ねたり、走っている途中でボールをポロリと落としてしまい、それが前方(相手のトライライン方向)へ転がった場合に適用されます。
ラグビーボールは楕円形をしているため、バウンドが不規則になりやすく、慣れないうちはキャッチミスからノックオンをしてしまうことがよくあります。
【ノックオンを防ぐコツ】
・ボールをキャッチする時は、両手でしっかりと包み込むようにする
・胸の前に手を出して、体全体でボールを受け止める意識を持つ
ノックオンの反則を取られた場合も、スローフォワードと同様に、相手チームのフリーパスで試合が再開されます。
初心者が戸惑いやすい「オフサイド」について
ラグビーのルールの中で特に複雑なイメージを持たれがちなのが「オフサイド」ですが、タグラグビーでは比較的シンプルに設定されています。
攻撃側の選手がタグを取られた瞬間、その場所を基準にして目に見えないオフサイドラインが発生します。
守備側の選手は、パスが出る前にこのオフサイドラインを越えて攻撃側に近づいてしまうと、オフサイドの反則となります。
つまり、守備側はタグを取ったらすぐに元の位置まで下がり、相手がパスを出すためのスペースを確保しなければならないのです。
これを守らないと、待ち伏せ行為とみなされ反則となるため、ディフェンス時には常に自分の立ち位置を意識することが重要です。
試合の進め方と初心者向けのポジション解説

基本的なルールを理解したら、次は実際の試合がどのように進んでいくのか、そしてコート上でどのような役割分担があるのかを見ていきましょう。
タグラグビーはポジションの縛りが少なく自由度が高いですが、それぞれの役割を知ることでより深くゲームを楽しむことができます。
ここでは、試合開始から終了までの流れや、初心者が意識したい動き方について詳しく解説します。
人数やコートの広さは柔軟に対応可能
タグラグビーの公式ルールでは、1チーム5人でプレーし、試合時間は前半5分・後半5分といった形式が標準的とされています。
コートの広さも、初心者の場合は縦30メートル、横15メートル程度のスペースがあれば十分にゲームを成立させることができます。
しかし、練習やレクリエーションで行う場合は、参加者の人数に合わせて4人対4人や6人対6人に変更しても全く問題ありません。
| 項目 | 公式ルールの目安 | 初心者が遊ぶ際の目安 |
|---|---|---|
| 人数 | 1チーム5人 | 4〜7人など柔軟に変更 |
| 試合時間 | 前後半5分ずつ | 体力に合わせて短縮可能 |
| コート | 約30m × 15m | 体育館や公園のスペースに合わせる |
このように、その場の環境や参加メンバーのレベルに応じて臨機応変にルールを調整できるのが、タグラグビーの大きな強みです。
ゲームはフリーパスで安全にスタートする
タグラグビーの試合は、コートの中央からの「フリーパス」によって開始されます。キックオフなどの激しいプレーはありません。
ボールを持つ選手は、レフリーの「プレー」という合図に合わせて、後ろにいる味方にパスを出してゲームをスタートさせます。
トライが決まって得点が入った後や、反則が起きてプレーが中断した後の再開時も、基本的には全てこのフリーパスが用いられます。
フリーパスを行う際、守備側の選手はパスを出す選手から一定の距離(通常は5メートル程度)離れなければならないという決まりがあります。
これにより、攻撃側は安全にボールをコントロールし、落ち着いて次のプレーを展開することができるよう配慮されています。
適材適所で活躍できるポジションの考え方
通常のラグビーのように明確に固定されたポジション名はありませんが、タグラグビーでも役割分担を意識するとチームが機能しやすくなります。
例えば、スピードがありステップが得意な選手は、外側の広いスペースを走ってトライを狙う役割が向いています。
一方で、パスを正確に出せる選手や周りを見る余裕がある選手は、中央でボールを散らし、ゲームをコントロールする役割を担うと良いでしょう。
初心者のうちは、ボールを持った味方の少し後ろを常についていき、いつでもパスをもらえる位置をキープする「サポート」の動きを意識することが大切です。
それぞれの長所を生かしながら、全員が流動的にポジションを入れ替えてプレーできるのがタグラグビーの面白さの一つです。
タグラグビーを始めるために必要なアイテムと準備

これからタグラグビーを始めようと考えている大人の方にとって、どのような道具を揃えれば良いのかは気になるところでしょう。
幸いなことに、タグラグビーは高価な防具や特殊な機材を必要とせず、身近なアイテムで手軽にスタートできるスポーツです。
ここでは、快適にプレーするために準備しておきたい服装や、競技に欠かせない専用の道具について詳しく紹介します。
動きやすい服装とシューズを用意する
タグラグビーをプレーする際の服装は、基本的に動きやすく、汗をかいても快適なスポーツウェアであれば何でも構いません。
Tシャツにハーフパンツやジャージといった、普段のジョギングやジムで着ているような服装で十分に対応できます。
ただし、服の裾が長すぎるとタグを取ろうとした相手の指が引っかかり、ケガの原因になることがあるため、裾はズボンの中に入れるのが基本マナーです。
シューズについては、芝生のグラウンドであればスパイクを履くこともありますが、初心者のうちは履き慣れたランニングシューズや運動靴で全く問題ありません。
体育館などの屋内施設でプレーする場合は、必ず靴底が綺麗で滑りにくい室内用のスポーツシューズを用意するようにしましょう。
プレーに欠かせないタグベルトとタグ
タグラグビーにおいて最も重要なアイテムが、腰に巻く「タグベルト」と、そこに貼り付ける2本の「タグ」です。
タグベルトは面ファスナーが付いたベルトで、服の上からしっかりと腰に固定して使用します。
タグは細長いリボンのような形状をしており、ベルトの左右にある面ファスナー部分に1本ずつ貼り付けてプレーします。
多くのタグラグビーチームや体験会では、このタグセットを貸し出してくれるため、初心者が最初から個人で購入する必要はほとんどありません。
楕円形の専用ボールについて
タグラグビーで使用するボールは、一般的なラグビーボールと同じ楕円形をしていますが、サイズや素材にいくつかの種類があります。
大人の試合では通常サイズのボール(4号球または5号球)を使用することが多いですが、初心者や女性が多い場合は一回り小さなボールを使うこともあります。
素材に関しても、しっかりとしたゴム製のものから、当たっても痛くない柔らかいウレタン製のものまで様々です。
楕円球はバウンドが予測しづらいため、最初は真っ直ぐ投げるのも難しく感じるかもしれませんが、その不規則さこそがラグビーの醍醐味でもあります。
チームに所属すればボールは共有のものを使えますが、自宅でパス練習をしたい場合はスポーツショップなどで手頃な価格で購入することも可能です。
練習場所や社会人向けチームの見つけ方
タグラグビーに興味を持ったら、まずは近隣で活動しているチームやサークルを探して、見学や体験参加を申し込んでみましょう。
インターネットで「地域名 タグラグビー 大人」や「タグラグビー 初心者 社会人」といったキーワードで検索すると、多くの募集情報が見つかります。
地域のスポーツポータルサイトや、SNSで活動内容を発信しているチームも増えているため、自分に合った雰囲気の団体を探しやすくなっています。
また、日本ラグビーフットボール協会や各都道府県のラグビー協会が主催する初心者向けの体験教室が定期的に開催されていることもあります。
こうした公式のイベントは、指導者が基礎から丁寧に教えてくれるため、全く運動経験がない大人でも安心して参加できる絶好の機会です。
大人初心者が安全にタグラグビーを楽しむためのコツ

タグラグビーは安全性を重視したスポーツですが、走ったり急に止まったりする動作が多いため、ケガの予防には十分に気をつける必要があります。
特に大人の場合、若い頃と同じような感覚で無理をしてしまうと、思わぬトラブルにつながることも少なくありません。
ここでは、大人の初心者が長く安全にタグラグビーを楽しむために心がけておきたい重要なポイントを解説します。
コンタクトプレーを徹底的に避けてケガを防ぐ
タグラグビーのルールにおいて、コンタクト(身体のぶつかり合い)は厳格に禁止されていますが、プレーに熱中すると無意識に接触してしまうことがあります。
例えば、ディフェンスを抜こうとして強引に相手の進路に入り込んだり、タグを取ろうとして相手の服や腕を掴んでしまったりする行為は大変危険です。
ボールを持っている選手は、相手が目の前に立ちはだかったら無理に突進せず、ステップでかわすか、安全な位置にいる味方にパスを出しましょう。
ディフェンス側も、相手の体に飛び込むのではなく、手の届く範囲で的確にタグだけを狙い取る技術を磨くことが重要です。
お互いが常に「接触を避ける」という意識を強く持つことが、ケガのない楽しいゲームを実現するための絶対条件となります。
コミュニケーションを大切にしてチームワークを築く
タグラグビーはチームスポーツであり、コート内での声かけ(コミュニケーション)が勝敗や安全性を大きく左右します。
味方にパスを要求する時は「右にいるよ!」「パス!」と大きな声を出して自分の位置を知らせることが大切です。
また、ディフェンスでタグを取った際は、周囲に聞こえるように「タグ!」と元気よく宣言することで、反則や混乱を防ぐことができます。
・タグを返す時は「はい、どうぞ」と手渡しする
・受け取る側も「ありがとう」と声をかける
・ミスをした味方には「ドンマイ!」と前向きな声をかける
こうした細やかな声かけと思いやりが、チームの雰囲気を明るくし、全員が気持ちよくプレーできる環境を作り出します。
準備運動とクールダウンを念入りに行う
大人がスポーツをする上で最も注意しなければならないのが、筋肉や関節のトラブルです。いきなり全力で走り出すのは絶対に避けましょう。
練習や試合の前には、必ず十分な時間をかけて準備運動(ウォームアップ)を行い、心拍数を徐々に上げながら体を温めることが必要です。
アキレス腱や太ももの裏、股関節など、下半身のストレッチを念入りに行うことで、肉離れなどの深刻なケガを予防できます。
また、プレーが終わった後のクールダウンも同様に重要です。ゆっくりと深呼吸をしながらストレッチを行い、疲労物質を取り除くよう努めてください。
日々の体のケアを怠らないことが、週末のタグラグビーを長期間にわたって楽しみ続けるための秘訣です。
無理をせず自分のペースでプレーを続ける
タグラグビーは運動量が多いスポーツなので、特に初心者のうちはすぐに息が上がってしまったり、足が重くなったりすることがあります。
そんな時は、決して無理をしてはいけません。疲労が溜まると注意力が散漫になり、転倒や衝突といったケガのリスクが急激に高まります。
息苦しさを感じたり、体に痛みや違和感を覚えたりした場合は、遠慮せずに周りに伝えて交代してもらう勇気を持つことが大切です。
大人のスポーツはプロの試合ではありません。勝敗にこだわるよりも、全員が笑顔で明日からの仕事に元気に戻れることが最優先です。
自分の体力やその日の体調としっかりと相談しながら、適度なペースでプレーを楽しむ姿勢を忘れないようにしましょう。
タグラグビーは大人初心者でも気軽に楽しめるスポーツ!まとめ
ここまで、タグラグビーの基本的なルールから、大人が始めるメリット、必要な道具、そして安全に楽しむためのポイントまでを詳しく解説してきました。
タグラグビーは、タックルというラグビー特有の激しいコンタクトをなくすことで、年齢や性別、運動経験の有無に関わらず誰でも安全に楽しめるように工夫された素晴らしいスポーツです。
ボールを持って走る爽快感や、味方とパスをつないでトライを奪う達成感は、日常ではなかなか味わえない特別な体験となるはずです。また、体力作りや運動不足の解消だけでなく、新しい仲間と出会い、共に汗を流すことで得られるコミュニティとしての魅力も計り知れません。
ルールはとてもシンプルで、必要な道具も少なく手軽に始められるため、社会人になってから新しいことに挑戦したいと考えている方にぴったりです。全国各地で初心者向けの体験会や社会人チームの活動が行われていますので、まずは気軽にグラウンドへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ケガの予防や準備運動といった大人のスポーツならではの注意点をしっかりと守りながら、ぜひタグラグビーの奥深い魅力を存分に味わってみてください。

